院 長 挨 拶
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10月となり、さしもの暑かった9月でしたが、最近は涼しい日も出始めております。
真夏での脱水、熱中症、あるいは暑さで体力が低下して感染症になるなどの患者さんは救急、病棟ともに一時よりは減りました。一方、コロナ感染は依然として消えることはなく少しずつ発生し、入院患者さんも途切れることはありません。他の病院でもおよそ同様の傾向であると伺っております。この時期は一日の気温差が大きくなる時期であり、血圧管理や感冒をはじめとした感染に注意する、という観点をお忘れなきようお願いします。
外来において二点お伝えします。一つはワクチンです。
10月からインフルエンザワクチン、新型コロナワクチンの接種が開始されており、当院では毎日10人前後の方が受けておられます。同時に二種接種することも可能で、実際そのように受けている方もおられます。
ワクチンは多くの用意があり、予約も不要ですので、気軽に窓口、または看護師にお申し付けください。
二つ目はこの6月から始まった生活習慣病の療養計画についてです。
先にも触れましたが、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった疾病は普段は無症候でも、管理が悪ければ心筋梗塞、脳梗塞、腎臓病といった重篤な疾病を招きます。
言うまでもないことですが、これらの疾患は身体機能を大きく損なったり、長い闘病を要したり、命に関わる、ときに急逝することもあります。
このような重篤化の防止のため、普段の治療が非常に重要になります。患者さんの治療目標や目標達成のポイントは、年齢や体質、基礎疾患などにより若干の違いが生まれ、個人別に指導が必要です。
この取り組みは、患者さんの書類へのサインを要し、そのため以前よりも診療に時間がかかっています。
その方に見合った治療方針を立てるために必要なことであり、皆様のご理解をよろしくお願いします。
最後になりますが、皆様のご健康を祈念しております。どうぞご自愛ください。
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令和6年10月1日
大宮双愛病院
院長 梅本 富士
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