内視鏡室について

     
麻酔をかけた内視鏡のやり方
当院では以前より麻酔(現実には麻酔というのは間違いで、セディエーションといっ て、すこしぼーっとさせて、あまり苦痛を感じないようにして実施する方法です)を用いた内視鏡について長い経験があります。しかし施行者が複数のため(す べて内視鏡専門医です)、術者によっての得意不得意があります。もしこの方法をご希望の場合は、予約の時点で担当者にその意向を申し出て確認するようお願 いいたします。この方法は、内視鏡検査終了後、麻酔が切れるまで数時間安静にしていただく必要があります。
 
大腸癌二次検診
よく大腸検査は痛いといって敬遠なさる方もおりますが、当院の検査医は皆ベテランで、NLA変法といってより強カな麻酔をかけて行うこともあります。(正直、癒着などがある方はどうやっても痛いという方が大腸の場合いらっしゃいます。ご相談ください。)
 
大腸癌検診と大腸内視鏡について
大腸がん検診の1次検査には便潜血検査を強く勧め、2次の精密検査は大腸全体の内視鏡を第1選択とするとした報告書を、厚生労働省の検討会(座長・垣添忠生(かきぞえ・ただお)国立がんセンター総長)が27日まとめました。

大腸がんは早く見つければ治療しやすいが、市町村が実施する検診の1次検査の受診率は2003年度で約18%。精密検査も、受診率は他のがんより10-20ポイント低い約58%で「受診しないと死亡の危険性は4-5倍」と受診者に説明するよう市町村に求めた。

厚労省は内容を市町村などに通知し、報告書に沿った検診が4月から始まる見通しです。
1次検査では、便潜血がほとんどの検診で採用され最大76%の死亡率減少効果が報告されていますが、あらためて勧奨しています。

2次検査では従来、内視鏡による大腸全体の検査か、内視鏡で大腸の一部を観察しエックス線撮影も併用する検査を選んでいましたが、精度が高い全大腸内視鏡をまず行うべきだとしました。

大腸がんは食生活の欧米化や肥満が原因とされ国内でも増加しています。死亡率は男性では肺がん、胃がん、肝がんに次いで4番日、女性では最も高いとされています。

当院の大腸癌検診は基本的に全大腸内視鏡検査で行いますが、癒着等でどうしても内視鏡検査ができない方などではレントゲン検査で行うこともあります。
 
他診療の同日実施
当院では大腸内視鏡検査と上部消化管内視鏡(いわゆる胃カメラ)を一日でやってしまうことが可能です。両方を希望される方は先にお申し出ください。ほかの方の検査の進行に影響がない限り、ご希望に添うようにいたします。
そのほか当院にはスパイラルCTを・含め、高性能エコー、最新規格のマンモグラフィー、即日判定の一般血液検査(一部の特殊外注検査は後日になります)などを行うことが可能です、土曜日でも行っています。(ただし混みます)ご相談ください。
 
内視鏡の予約について
内視鏡、そのほかの検査の予約は、048-643-1200(代表番号)から、内科外来で受け付けています。検 査の予約をしたい旨をおっしゃってください。大腸検査(下剤が必要です)以外の検査のほとんどは予約なしでいらっしゃっても施行可能ですが、予約の方が優 先のため長いことお待ちになることがしばしばです。また、食事をしてきてはいけない検査が多数ありますので、なるべくご予約をお願いいたします。しかし、 たまたまその日にくることが急にできるようになったという場合でも、大腸内視鏡以外はほとんど対応しております。
<<特定医療法人双愛会 大宮双愛病院>> 〒330-0804 埼玉県さいたま市大宮区堀の内町2-160 TEL:048-643-1200 FAX:048-644-2902