ホームページをご覧の皆様、また当院におかかりの皆様、先月の当欄で「5月になり温暖になって過ごしやすくなりました」とご挨拶申し上げましたが、寒いくらいの日もあり気温の変化が大きい日もあります。とは言え、成人にはさほど感染症は流行っていないように見受けられます。さいたま市全体でも救急要請は多くないと伺っており、比較的落ち着いているように思われます。本格的な暑さを迎えるまでの間、落ち着いて過ごしていただけたらと存じます。
外来では帯状疱疹ワクチンのお問い合わせを多くいただいています。当院は随時接種に応対できますので気軽にお声がけください。
手前味噌でおもはゆいことではありますが、当院の活動が評価いただいたことについて、二点ご報告します。
一点目は、当院非常勤医師で救急・病棟担当をしている川口寛裕(かわぐちともひろ)医師が自治医大の2024年度優秀指導医の1人として選出され、自治医大さいたま医療センター長より「優秀指導医賞」の表彰を受けました。この賞は、当院で研修いただいている初期研修医の指導において優れた実績を残した医師が研修医たちの推薦により選ばれるものです。初期研修医は様々な教育を受け経験を積んで各自の専門性へ進んでいきますが、当院では内科、外科、整形外科、救急医学などの専門科の垣根を越えて、全人的・総合的な診療を心がけております。当院の研修医の皆さんもその例に漏れず、患者さんの総合診療を学んでもらっています。川口医師はその熱心な指導姿勢が研修医から高く評価されており、今回の受賞につながったものです。
二点目は、当院栄養科が「埼玉県栄養関係功労者表彰」を受けることとなりました。立入検査での業績評価、訪問看護と連携して在宅患者さんの栄養面の向上に寄与していることが受賞のポイントとなったと伺っています。
以上ご報告でしたが、こうしたことにうぬぼれることなく、入院患者さんや在宅患者さんはもちろんのこと、地域医療全般に貢献できるよう病院一丸となって引き続き努力していく所存です。今後とも当院をよろしくお願いします。
令和7年6月吉日
大宮双愛病院
院長 梅本 富士